日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 ループ10回目の公爵令嬢は王太子に溺愛されています / 真崎奈南 』 ベリーズ文庫

【あらすじ】
王太子妃候補だけど、王太子のアルベルトに疎まれて16歳で死亡…の人生を9回続けている公爵令嬢・ロザンナ
地味に目立たず生き延びて10回目こそは全うしたい…!!
そう思っていたのに気づけば表舞台に立っていて…!?
おまけに嫌われていたはずのアルベルトからも愛されちゃって、破滅ルートから一転、溺愛ルート突入!?
こうなったら、今度の人生は華麗に生きてみせましょう!(←大いなる決意)



【感想】
王太子妃候補となるも選ばれずに命を落とす……という人生を何度も送ってきたヒロイン。
10回目となる今度こそ、家族の命を救い生き甲斐を見つけ、何より生き延びようと決意するが……。

ループもの。
9回目の死因で『とどめを刺した』と冤罪気味に回想された初代学長に笑った。
(あの死に方は嫌だけどね)
今回の生では王太子がヒロインを溺愛しているので安心して読めた。
過去の人生でマリンが王太子妃に選ばれ続けた理由も分かってよかった。
ただ、逃げた2人がこの先ずっと戻ってこないならいいけど、よからぬことを考えて戻ってくるかも……と思うとちょっと心配。

本編でめでたし……と思ったら、番外編にもいけすかない奴が出てきたぞ~。
彼は婚約を破棄させようとしていたけど、王太子妃にならなくても、公爵令嬢で宰相が溺愛する娘って時点で騎士団と一緒に前線に出るとか無理な気がするんだけど…。
パパンが許さないでしょ、どう考えても。