日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 精霊に愛された姫君 ~王族とは関わりたくない!~ / 藤宮 』 メゾン文庫

【あらすじ】
婚約者である第一王子に裏切られ、国外追放を命じられた公爵令嬢のエレイン・オスローゼ。
この世で唯一、精霊と意思の疎通ができる彼女は、希望と不安を胸にひとり新天地に旅立った。
そして数年後――男装姿でフェイと名前を改めたエレインは、周囲に名を馳せる冒険者となっていた。
そんなある日、王立騎士団総長から指名依頼が届き、王侯貴族と関わりを一切持たないことを条件に承諾するのだが……。
人間不信な少女が世界を揺るがすヒロイック冒険ファンタジー



【感想】
父親と婚約者である王子に裏切られ、無実の罪で断罪&婚約破棄されたヒロイン。
実は世界でただひとり精霊の声が聞こえる彼女は、精霊たちの協力で他国へ逃れ冒険者となるが……。

剣と魔法の世界。
未来の王太子妃となるべく育てられた公爵令嬢が、たった3年で国中に名を轟かせる冒険者となる……って所を気にしなければ、冒険譚としても成長物語としても読み応えがあって面白かった。

ヒロインが契約した精霊の正体や、ヒロインの生国に向かった総長たちの話。
それに、ヒュドラ討伐を命じた奴らが次はどう動くのか…等々、先の展開が気になるので続編も出て欲しい。
精霊たちがヒロインと一緒に大移動して、向こうの国では精霊魔法が使えなくなってればいいのにな……特に新国王と新王妃。