日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 グランドール王国再生録 破滅の悪役王女ですが救国エンドをお望みです / 麻木琴加 』 角川ビーンズ文庫

【あらすじ】
乙女ゲームの悪役王女・ヴィオレッタに転生した経営コンサルタントの茉莉。
悲惨な処刑エンドを回避したいだけなのに、前職(世)のスキルが火を噴いて、その言動がことごとく王国再生のきっかけに!?
しかも攻略キャラたちには懐かれ忠誠を誓われ、正ヒーローの王子・レナルドには「俺が相手じゃ、あんたは嫌か?」ってそんなシナリオ改変はいりません!
悪の王女の人生やり直し、2度目の人生はハッピーエンド、なるか!?



【感想】
経営コンサルタントのヒロインが乙女ゲームの悪役王女に転生。
次期王を選ぶ試験が始まる中、父王を殺し王位を簒奪→処刑惨殺暗殺獄死…と、どのルートでも死んでしまう未来を変えようとするが……。

展開としては王道一直線。
途中までは楽しく読めた。
ただ、最後の黒幕&その理由についてが……。
その動機だと誰でも犯人に出来てしまうのでは?と、なんだか納得いかなかった。
せめて、それっぽい伏線が途中で欲しかったなぁ。

攻略対象はチョロいものの、恋愛要素は薄め。
従兄弟なら結婚出来そうだし、将来的にはヒロインが女王になって彼が王配になるのかしら。
出来れば、どんな立場になっても街の皆とワチャワチャしてて欲しいな~。