日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 加護なし令嬢の小さな村 1 ~さあ、領地運営を始めましょう!~ / ぷにちゃん 』 カドカワBOOKS

【あらすじ】
乙女ゲームの悪役令嬢に転生したツェリシナは、誰もが加護を授かる世界で神々どころか精霊からも見捨てられた“加護なし令嬢”。
婚約者である王太子は自分を大事にしてくれるけど、いずれはヒロインと結ばれ、婚約破棄をつきつけてくることを知っている。
というか、二人がハッピーエンドにならないと待ち受けるのは処刑の運命!
それならゲームの醍醐味である領地運営をして、好きに生きることにします!
実は最強の加護を持つ令嬢の、自由気ままな村作りスタート!



【感想】
乙女ゲームの悪役令嬢に転生したヒロイン。
誰もが精霊や神の加護を持つその世界で唯一加護なしとして生まれた彼女は、バッドエンドルートを回避するため王太子との婚約破棄を目指すが……。

婚約者に愛されているのに、ゲームシナリオに思考を縛られて全く気付かないヒロイン。
言葉でも態度でも好意を伝えてる王太子が可哀想……。
『システム』があるから余計にゲームって感覚になるのかもしれないけど、早く彼の想いに気づいてあげて欲しいな。

ゲームヒロインは悪意がない分厄介だけど、人様の大樹に手を出したのはガツンと言っていいと思う。
ヒロインが怒れないなら、その場にいた王太子に怒って欲しかったな~。
KYなゲームヒロインが次は何をしでかすのか、今から心配だわ。

ヒロインの加護も気になるけど、あのタイミングで声を掛けたヒスイの加護も気になるので、2巻も引き続き読もうと思う。
この先の村の発展も楽しみ。

フェア特典のSSペーパーは、村の畑に看板を立てるお話。