『 薬屋のひとりごと 4 / 日向夏 』 ヒーロー文庫
【あらすじ】
猫猫は友人の小蘭が後宮を出たあとの就職先を探していることを知る。
猫猫と子翠はそんな小蘭のために伝手を作ろうと後宮内の大浴場に向かう。
その折、気弱な里樹妃が幽霊を見たという話を聞いた猫猫は、それを解決すべく動き出す。
一方、翡翠宮では玉葉妃の腹の子が逆子だとわかる。
ろくな医官もいない後宮でこのまま逆子を産むことは命に関わると、猫猫は自分の養父である羅門を後宮に入れるよう提案するが、新たな問題が浮上する。
後宮内で今まで起きた事件、それらに法則があることに気が付いた猫猫はそれを調べようとして――拉致される。
宮廷で長年黒く濁っていた澱、それは凝り固まり国を騒がす事態を起こす。
【感想】
第1章完……って感じの4巻だった。
3巻の感想で姉妹かな～って書いたけど、私が思ってたような姉妹関係じゃなかったわ。
というか、それよりも子翠があの人と同一人物ってことに驚いた。
猫猫と小蘭と子翠のトリオ、好きだったんだけどな～。
小蘭、寂しいね……。
壬氏がいよいよ本来の姿で表に出ることになったようで、麗しき宦官姿は今回で見納めかな？
もう1回くらい、月女神姿を見たかった(笑)。
見たかったと言えば、玉葉妃の出産に猫猫が立ち会えなかったのも残念。
ま、羅門がついてたから何事もなく出産できたんだろうけど。
次は梨花妃の番…かな？
例のあのおっさんは、娘への想いと心配が暴走しても、途中まではいい感じだったんだけどねぇ。
最後の最後で……(笑)。
壬氏への態度と羅門への態度の差も含め、なんだか憎めなくて私は好きよ(笑)。
壬氏と猫猫の関係や距離の変化も含め、次巻はどんな展開が待っているのか楽しみ(*´ω｀*)
