『 感じないオスの美味しい召し上がり方 / 碧井アオ 』 シャレード文庫
【あらすじ】
戦隊もので知名度を上げた若手俳優・優丞は、連続ドラマの主要キャラに抜擢された。
それは男も女も誑かす魔性の役で、濡れ場もある。
千載一遇のチャンスだが、優丞には大きな不安があった。
実は重度の不感症なのだ。
自分に色っぽい演技ができるのか―。
撮影前、休暇をもらった優丞は、山奥にある不感症治療のクリニックを訪れる。
そこで出会ったのは金髪碧眼のイケメン医師・アダム。
俺様な彼の治療法はキスから始めるというもので…?
- 作者:碧井 アオ
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2019/11/25
- メディア: 文庫
【感想】
山奥で不感症治療を行う金髪碧眼のイケメン攻×抜擢された魔性の男役を成功させるため、不感症を治したい若手俳優受。
あらすじは読んだが帯は見ずに購入したら、人外×人間ものだった。
とは言っても、その能力で強制的に感じさせるのではなく、真面目にカウンセリング的なこともしつつの治療。
登場人物は最初にモブくんが騒いだ以外、最後まで攻と受の2人きり。
私としては、せっかく受が俳優をしてるんだから、お仕事描写があっても面白かったかなぁ……と思う。
今回のことで魔性の男役が上手くいったのかも気になるし。
家族のことや仕事のことに関しては、『こういう人がいて、こういうことがありましたよー』という表記だけだったり、受の幼少からのエピソードを本人がさらっと語って終わりだったりしたので、受がこれまでに感じた両親への複雑な気持ちや俳優業にどれだけ打ち込んでいるかがリアルに感じられないのが勿体なかったかな。
………と、真面目に書いてみたが、下世話な私の1番の関心事は、彼らは一生生でsex出来ないのか?ってことですよ!
あと、この手の話に付き物の寿命問題も気になっちゃう。
この先ずっと2人で続けてたら、攻の体液に免疫が出来たりそれに付随して寿命が延びたりするんだろーか。
いや、ホント下世話でごめん(笑)。