日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 脇坂副署長の長い一日 / 真保裕一 』 集英社文庫

【あらすじ】
スリルと謎に満ちた24時間!
人気アイドルが一日署長を務める日、彼女の薬物使用の密告が入る。
同時に署内の不祥事が発覚!?
副署長の脇坂はイベントの裏で事態の収拾に駆け回るが、派閥争いや癒着問題が絡み、事態は複雑化。
一方、脇坂の妻子も深夜に姿を消していた。
次々と発生する事件を追うと、ひとつの共通項が見えてきた!
猛スピードの展開、驚くべき結末が快感。
全く新しい警察官小説。


脇坂副署長の長い一日 (集英社文庫)

脇坂副署長の長い一日 (集英社文庫)


【感想】
人気アイドル歌手が一日署長を務めることになり、てんやわんやな警察署。
そんな日に次々と起こる事件と、真相解明に奔走する副署長のお話。

表紙のイラストからそこまで真面目な話でもないのかな?と手に取ったが、イメージに反して硬めというか重めというか……な話だった。
(まぁ、真保さんだしね)
1台の事故バイクから、署員の安否不明やらアイドルの薬物疑惑やら9年前の事件やら……。
1日のうちにこんなに色々なことが起こって、しかも副署長自ら駆けずり回らにゃならんとは。

職場だけでなく家庭でも問題が起こり、それがどこに繋がるのか分からないので後半までやきもきしながら読んでいた。
家庭のゴタゴタは副署長の娘さん視点で見ていたせいか、母親にも弟にもイラついたわ(笑)。

この一連の騒動の後、署内や県警内はもちろんのこと、副署長や保利の家庭もちゃんと収まったんだろうか……。