『 引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番 2 / 山田桐子 』 一迅社文庫アイリス
【あらすじ】
聖獣のお世話をする「聖獣番」として働いている伯爵令嬢ミュリエル。
人づきあいが苦手で、本ばかりを読んでいたのが嘘のようだ!となればよかったのだけれど、当然そうはならない。
とりわけ色気ダダ漏れなサイラス団長から向けられる好意は、ミュリエルには高すぎる壁としか思えず―。
お友達から始めようと言われても、距離感がつかめません!
それに、新しい聖獣探しの任務にどうして聖獣番が必要なの?
引きこもり令嬢と聖獣騎士団長の聖獣ラブコメディ第2弾!!
- 作者:山田 桐子
- 発売日: 2019/11/20
- メディア: 文庫
【感想】
聖獣の言葉が分かる、初心で奥手な元引きこもり令嬢×自主規制な色気駄々漏れの聖獣騎士団長。
待ってましたな第2巻。
ヒロイン、1巻で大人の階段をだいぶ登ったはずなのに、2巻開始時点でかなりの段数転げ落ちてた。
最上段に辿り着くのはいつになるやら……(笑)。
今回、初給金を貰ったヒロインが色んな物を買うんだけど、そのお金の使い道が彼女らしいな~と思った。
あの雑貨屋さん、私も行きたいわ。
(蜘蛛や髑髏はいらんよ)
ヒロインがヒーローに贈ったものへのお返しに、ヒーローがアレをチョイスしたとこが好き。
色だけでなく、果物には果物で……ってとこがオシャレだよね。これで遊び人じゃないってんだから。。。
恋愛パートは行きつ戻りつでトータル数歩進んだくらいだが、聖獣を害する怪しげな動きがちらほら見えてきたので、そちらも次巻での進展に期待。
『本当は怖いお伽噺』の竜と花嫁の話も、ヒロインのルーツに関わってきそうで気になる。
登場人物中、1番のイケメンで優しくて男らしいアトラが今回も素敵だった。
ヒーローより先にヒロインと一夜を共にしちゃったよ(笑)。
3巻でも彼の男前ぶりが楽しみ。
封入の特典SSペーパーは、ヒーローと白い幽霊(笑)の話。
見えたー!って一瞬喜んだヒーロー可愛い。