『 時をかける眼鏡 魔術師の金言と眼鏡の決意 / 椹野道流 』 集英社オレンジ文庫
【あらすじ】
嵐はマーキス島の農作物や建築物、人々に大きな爪痕を残していった。
復興に必要な労働力確保のため、ロデリック王は遊馬の進言を受け入れ、囚人たちの更生に取り組む決意をする。
また、復興にかかる資金調達のため、遊馬はマーキス島のある「資源」を有効に使うべきと提案してロデリック王やクリストファーを驚かせるのだが…!?
法医学者が描くタイムスリップ法医学ミステリー第8巻!
時をかける眼鏡 魔術師の金言と眼鏡の決意 (集英社オレンジ文庫)
- 作者: 椹野道流,南野ましろ
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2019/06/21
- メディア: 文庫
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【感想】
シリーズ8作目。
嵐の爪痕が残るマーキス島で、復興案をいくつも提案する遊馬。
牢獄ツアーを筆頭に、今回はお気楽な観光資源探しの話かな~と油断していたら、魔術師から王への伝言が。
本題(多分)に入るまでの話が長かったのは、この観光云々が次巻へ続いたりするからかしら。
例の疫病は、どうせなら某大国の某王様が罹患してお亡くなりになってくれたら……とか黒いことを考えてしまったわ。
“庶民のご馳走”に胸焼けしつつ、ツンデレ宰相殿とお兄ちゃん国王にニマニマしながら読了。
いや~、ほんとこの兄弟好きだ!
明正堂限定の特典SSペーパーは、クリスの小屋へのお忍びから帰還した国王と待ち構えていた宰相の、心暖まる兄弟の交流話。
↑サイン本でした。