『 110番のホームズ 119番のワトソン 夕暮市火災事件簿 / 平田駒 』 文春文庫
【あらすじ】
夕暮市消防署の消防士の棉苗上亮は、刑事の穂村彗星と火災現場で出会う。
どんな難事件も解決する彗星は「火事場の奇人」と呼ばれていた―。
彗星の信条は「焦げ付いた空間から、真実という名のダイヤモンドを拾い上げること」。
二人の出会いと、反発しあいながらも、互いに成長していく姿を描く第1回バディ小説大賞受賞作。
110番のホームズ 119番のワトソン 夕暮市火災事件簿 (文春文庫)
- 作者: 平田駒
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2019/05/09
- メディア: 文庫
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【感想】
表紙とタイトルで購入。
中編×3つ。
『第1回バディ小説大賞』の受賞作らしいが、主人公の消防士と火災調査の刑事が最後まで“バディ”と呼べる関係を築けていなかったような……。
信頼感とか全然感じなかったよ。
どの辺がシャーロックやらワトソンだったのかも謎。
あと、登場人物が多すぎて、特に1話目の時は誰が誰か分からなくて困った。
最初に消防と警察だけでいいから人物紹介ページが欲しかったなぁ。
(苗字と名前とアダ名で3パターン出てくるんですもの……呼び方が多すぎる…)
各話の始まり方が面白そうだっただけに残念。