日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 行き倒れもできないこんな異世界じゃ とくにポイズンしない日常編 / 夏野夜子 』 カドカワBOOKS

【あらすじ】
転んだ拍子に異世界に飛んでしまった女子高生のスミレ。
極彩色の植物が叫ぶヤバすぎる森をさまよい、ついに力尽き…と思ったその矢先!
行き倒れていた銀髪の男フィカルを見つけて逆に行き倒れられなくなり、なんやかんやと冒険者ギルドでお世話になることに。
特にチートな力があるわけでもなく、魔王を倒すわけでもなく(というかすでに討伐されてた)、構われたがりの竜やジャマするキノコなど妙な生物に懐かれながら過ごすツッコミ満載異世界スローライフ!!



【感想】
コンビニ出口ですっ転び、顔を上げると異世界にいた高3主人公。
3日間森を彷徨い力尽き、行き倒れようとした時……先客の血塗れ行き倒れ青年と遭遇する。

読友さんのレビュー買い。
面白かった。
真面目だけどほどよくユルい主人公と、無口の極みの無表情ヒーロー、両方ともよかったわ~。
竜のスーちゃんも卵の誕生を楽しみにしていることだし、この2人、恋愛関係にならんかのぅ。

スーちゃんだけでなく、ぷいぷいちゃんやアネモネちゃん、ヒメコちゃんなどの人外がみんな可愛くてたまらん。
たまにスーちゃん目線での描写もあって最後まで楽しく読めた。

フィカルの正体含め、まだまだ話は続きそうな雰囲気なんだけど、2巻は出ないのかな~。
実はフィカルは妖精さんで、あのお酒の飲み方には婚姻的な意味があったりしないかな~~などなど、色々妄想しながら読んでしまった(笑)。