日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 なんちゃってシンデレラ 王国騒乱編 お伽話のつづき、はじめました。1 / 汐邑雛 』 ビーズログ文庫

【あらすじ】
元お菓子職人、和泉麻耶(33歳)の記憶を持つアルティリエは、国王となった夫・ナディルとまるで新婚のような甘~い夫婦生活を送っていた。
そんななか、アルティリエの生誕祭が開かれることとなり、二人と血縁関係のあるリーフィッド公国の世継ぎレスタークもやってくる。
とある目的のために来訪した彼は、15歳の王妃アルティリエを懐柔しようとし!?



【感想】
シリーズ7作目。
15歳となり、夫との関係も良好な主人公。
しかし、王妃の生誕祭を訪れたリーフィッド公国の公子にはある思惑があり……。

新章開始。
主人公がこの世界で目覚めてから約3年。
着実に味方を増やし、旦那様の餌付け作戦も順調な模様。
互いに周囲に対し、この人が私の唯一の家族ですけどなにか?と一般常識のように語っていて本当にごちそうさまです。

自信過剰で嫌な奴だと思ったレスタークが、まさかの天然で頭のいいお馬鹿ちゃんだったとは。
無意識に最善の策をとっていたけど、この誓いって、例えば王宮での人脈作りが目的の人とか、悪意を隠して王妃の側で機会を伺う人に捧げられる可能性もあるってこと?
当代の王妃や国王は大丈夫だろうけど、気付けない王妃だったら危ないなぁ……。

ストーリーには関係ないけど、何気に気になっているミレディの婚約問題の行く末は、いつか描かれるのだろうか。
名前は出てこなくても、王妃を守る護衛騎士として彼も周囲にいるのかしら。

今回のカバー下は、王と王妃の家系図