日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 なんちゃってシンデレラ 王都迷宮編 異世界で、王妃殿下はじめました。 / 汐邑雛 』 ビーズログ文庫

【あらすじ】
地下迷宮の迷子騒動から、夫・ナディル直々のお迎えにより、ようやく帰ることができたアルティリエ。
権謀渦巻く後宮事情、偶然かいま見た下町事情を学んだことにより、ようやくこの異世界で王妃となる決意をかためる。
ところが、アルティリエ襲撃の裏側には、意外な人物がいたことがわかり…!?
転生幼妻、ついに成人で旦那様とのラブも急上昇!!



【感想】
シリーズ6作目。
王太子後宮へ戻り、戴冠式に向けて着々と準備を進める主人公……の周囲の人々。
そんな中、公爵妃襲撃の黒幕が判明するが……。

いやー、黒幕さんがショボかった!って言っちゃうと可哀想かもしれないけど、主人公も顔とか全く覚えてなかったしね。
正直、え?会ったことあったっけ?って思っちゃったもん。
言われてみれば、あの子のパートナーとして来てたような……。
4巻に出てきたお花畑ちゃんもそうだけど、おバカさんが身内にいると大変だなぁ。

パレードを見に来た孤児院の子どもたち、以前からお嬢の正体に気付いていた子もいたけど、手を振る王妃様を見て『捨てられた子』『いらない子』という自己評価が変わってくれたらいいな、と思う。
“新しい修道士”をビシバシ指導する少年たちの日常風景をいつか見てみたい。

※カバー下に、『ダーディニアの一年』あり。