『 なんちゃってシンデレラ 王都迷宮編 下町で、看板娘はじめました。 / 汐邑雛 』 ビーズログ文庫
【あらすじ】
命を狙われたアルティリエが逃げ出した先は、なんと王宮の外!
しかも一日中駆け回った無理がたたり、熱を出して倒れてしまう。
次に目を覚ましたらそこは―下町の孤児院だった!?
建国祭までには王宮に戻らないといけないのに、屋台で売るお菓子を作ってほしいと子供達に頼まれてしまい…!?
元お菓子職人が愛する夫の傍に帰るため、下町で本領発揮しちゃいます!!
なんちゃってシンデレラ 王都迷宮編 下町で、看板娘はじめました。 (ビーズログ文庫)
- 作者: 汐邑雛,武村ゆみこ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2017/10/13
- メディア: 文庫
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【感想】
シリーズ5作目。
刺客から逃れるため、公爵妃と共に地下迷宮を経て王宮の外へ迷い出てしまった主人公。
慣れない逃避行の末に倒れたところを、孤児院の子どもたちに助けられるが……。
ページ数が少なかったので、サクッと読了。
1章にあたる王宮陰謀編が結構重い内容だった分、2章の王都迷宮編は気楽に読めるわ~。
誰が敵で誰が信用出来るか分からない状況で、秘密裏に王宮へ戻ろうと奮闘する主人公。
そうよね~、やっぱりお菓子の力(←?)で頑張るっきゃないよね!
シオンに気付いて貰う為かなり遠回りな作戦を立てていたけど、旦那様がお迎えに来てくれてよかった。
お菓子も甘いが、この夫婦はもっと甘々だわ(笑)。
訳ありな様子の孤児院の子どもたちだったが、彼らがもう少し大きくなって、自力で国王夫妻に仕えるところまで這い上がってきてくれたらいいな。
建国祭の式典を見て、主人公の正体に気付いてくれますように。
あと、孤児院や子どもたちが熱病をネタに煽ってる一味と関係ありませんように……。
※カバー下に、『ほろほろクッキー』のレシピあり。