『 結婚注意! 美麗CEOは危険な香り / 斎王ことり 』 ガブリエラ文庫プラス
【あらすじ】
向坂ユオリは、ある日、ヤクザらしき美貌の男、大徳寺悠の頭上にブラジャーを落としてしまう。
女性アレルギーだという大徳寺は、ユオリに触れられても平気なことを訝しみ、豪華な自宅に連れてきて家政婦をしろと命じる。
彼に触れたとき汚したスーツの弁償代が払えず、甘んじて引き受けるユオリ。
尊大な態度ながらも大徳寺は優しく彼女に触れてくる。
「もっと俺を求めろ。欲しいと願え」
魅入られたように彼に逆らえないユオリは!?
結婚注意! 美麗CEOは危険な香り (ガブリエラ文庫プラス)
- 作者: 斎王ことり,森原八鹿
- 出版社/メーカー: 三交社
- 発売日: 2019/02/25
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
【感想】
下着を風に飛ばされたせいで、ヒーローに家政婦として仕えることになったヒロイン×重度の女性アレルギーの傲岸不遜社長ヒーロー。
職を失った日に、住む場所もなくしたヒロイン。
正直、マンションに関しては自業自得としか思えない……。
ヒーロー側が手を回したのか近所の苦情が原因か、どっちかは分からないけど。
今回のヒーロー氏は、「我がしもべとなれ」「身も心も我に捧げよ」と、なんだかファンタジー世界の悪魔のような口調。
現代TLでこの口調だと、そっちが気になって物語に集中出来ないということが判明(笑)。
うぁーん、黒服の皆さんはどうして笑わずシリアスでいられるの~。
いっそ、外見が髪の毛ずるずるの厨二病全開ロッカーみたいなのだったら納得出来るのに(笑)。
恋愛も、ヒーローの仕事についても、2人の過去についても、ぼんやりボヤけた感じであまり印象に残らなかったのが残念。
ヒーローの背中のタトゥーとか、島の港を整備した富豪さんとか、何かもっと重要なエピソードに繋がるのかと思ったんだけどなぁ。
ところで、カサブランカって花屋さんで買うと花粉は取ってくれるものだと思ったんだけど、そうでもないのかな?
それともあの花は、ヒロインのためにヒーローが育ててたとかなんだろーか。
初回特典SSペーパーは、台所Hでお肉がもったいないお話(笑)。