日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 野獣な御曹司の束縛デイズ / あかし瑞穂 』 エタニティ文庫

【あらすじ】
密かに想っていた社長が結婚し、傷心の秘書・綾香。
酔いに任せて、社長の結婚式で出会ったイケメンの司と一夜を過ごそうとしたが、あることで彼を怒らせてしまい未遂に終わる。
そして後日、ハネムーンに旅立った社長の代理としてやってきたのは、なんと司!?
大財閥の御曹司だという彼は、なぜか「お前を口説くから覚悟しろ」と宣言。
綾香は身も心も翻弄されっぱなしで―!?
ケモノな御曹司とデキる社長秘書の恋の攻防戦、文庫だけの書き下ろし番外編も収録!


野獣な御曹司の束縛デイズ (エタニティ文庫)

野獣な御曹司の束縛デイズ (エタニティ文庫)


【感想】
密かに想いを寄せていた上司(社長)が妹と結婚し、傷ついた心を抱える社長秘書ヒロイン×式の二次会で声をかけてきた社長の従兄ヒーロー。

母親代わりとして慈しみ育ててきた妹が、自分の好きな人と目の前で恋に落ち、そのまま結婚。
ショックを受け深く傷ついているのは分かるが、ヒーローとの一夜(未遂)は彼に対してめちゃめちゃ失礼だよね。
そこで社長の名前呼んだらアカンわ……。
それでも諦められなかったヒーローの粘り勝ちな物語だった。
ヒーローは俺様気質ではあるが、野獣でも束縛でもなかったかな。
始まりが身代わりだったせいで、不安を抱え続けるヒーローがなんだか可哀想だった。
ヒロインはもっと反省してもいいのよ。

書き下ろしの番外は、ヒロインの親戚関係が出てくるのはいいのだが、代々の生業が……。
もう叔父さんや亡き母親が忍者にしか見えない(笑)。