日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 落第騎士の英雄譚《キャバルリィ》 1 / 海空りく 』 ガンガンコミックスONLINE

【あらすじ】
魂を魔剣に変える能力者≪魔導騎士≫を育成する破軍学園。
≪魔導騎士≫となるべく学園に通う少年・黒鉄一輝は、しかし魔法の才能がなく≪落第騎士≫と呼ばれていた。
そんな中、最強と名高い美少女騎士・ステラとの出会いが、一輝の「最弱」な学園生活を一変させる!
最底辺から騎士の頂点を目指す、学園ソードアクション開幕!!



【感想】
マンガUP。
1巻無料だったのでなんとなく読んでみた。

『魔導騎士』を育成する学園に通う、留年生の落ちこぼれ主人公くんと、留学生で最強と謳われるツンデレ皇女サマとのバトル&ラブコメ……なのかな?

他の巻の表紙も全部ツンデレちゃんなので、多分この子がメインヒロインだと思われる。
巨乳な意地っ張り皇女さまが主人公を好きなのは別にいいんだけど、妹ちゃんはヤバイ人だな。
一瞬、この作品世界では兄妹間の口づけが一般的なのかと思ったわ(笑)。

戦闘シーンより、読者サービスであろうちょっぴりエッチな雰囲気のラブコメシーンの方が気合いが入った描き方だった。
うーん、私はバトルの方をもっと見たかったかな~。

『 海賊のツガイ / 天野かづき 』 角川ルビー文庫

【あらすじ】
ストーカーから逃れようとして池に落ちた冬弥が助けられたのは、なぜか海。
それも上半身裸の精悍な男にだった。
男を見た途端、発情したかのように体が火照った冬弥だったが、男に「お前、Ωか?」と言われ…!?


海賊のツガイ (角川ルビー文庫)

海賊のツガイ (角川ルビー文庫)


【感想】
海賊の頭×異世界の海に落ちた青年。

ストーカーに追われ、縁切り寺の池に落ちた受。
溺れたところを攻に助けられるが、そこは池ではなく見知らぬ世界の海の真ん中で……。

1作目。
縁切り寺の効果がすごい(笑)。
異世界行きって究極の縁切りではなかろうか。
召喚に関しては、詳しいことは次回に持ち越しなのでその点はすっきりしなかった。
帝国のお相手もまだ出てこないしね。
(これでストーカーのそっくりさんだったらヤだなぁ)

次の舞台は帝国かな?
2巻で全部解決して、なんの憂いもなく2人がイチャラブ出来ますよーに(笑)。

『 フェチラブ 完璧御曹司の隠れた本性 / 伽月るーこ 』 オパール文庫

【あらすじ】
自分の容姿が好きになれない響紀。
御曹司の大雅に「キミの身体は俺の理想なんだ」と迫られ…。
敏感な部分を執拗に愛撫され、トロトロに蕩ける。
「女性らしい曲線も、すべすべの肌もたまらない」
心地いい言葉とともに撫でられれば、抱えた傷も癒えて。
どんどん惹かれるのに、彼が求めるのは身体だけ。
切ない気持ちでいると「一生、離してあげない」と抱き締めてきて!?



【感想】
自分のことが嫌いなヒロイン×ヒロインの心と身体を愛でる御曹司。

表紙を見て、ぽっちゃりヒロインの話だと勘違いして購入。
読んでみたら、低身長童顔巨乳であってぽっちゃりではなかった。
Fカップとか大変だな……。

ヒーローとの恋愛面では邪魔をしてくる同僚の女もブラコンの妹も婚約者候補のお嬢様もいなかったけど、問題はお仕事よ。
ストーカーレベルで付き纏ってくる同期のアイツがムカついたわ。
そんな時間があるなら自分で仕事してくれよ……。
ヤツはこれから部長にガンガン叩き直されて欲しい。

ヒーローのフェチを受け入れたヒロインが、彼との触れ合いの中で匂いフェチに目覚め、それがちゃんと(←?)Hシーンに生かされていた。
確信犯のヒーローがワイシャツを与えるとこ、割と好き。

最終的にまた部署移動してたけど、個人的にはあのまま東さんたちとお仕事して欲しかったな~と思った。
デスマーチに突入したら大変だろうけど、人的環境&お仕事は楽しそう。

『 乙女ゲームは終了しました / 悠十 』 レジーナブックス

【あらすじ】
貴族の子息令嬢が通うとある学園のパーティーでは、今まさに婚約破棄劇が繰り広げられていた。
王太子が、婚約者である公爵令嬢をでっちあげの罪で国外に追放しようとしているのだ。
その時、公爵令嬢に寄り添うべく、一人の騎士がかけつける。
見つめ合い盛り上がる、公爵令嬢と騎士。
それを外野から見ていた、男爵令嬢のアレッタは思った。
『え、あれ? その騎士、私の婚約者なんですけど…』
公爵令嬢と想いを通わせたその騎士は、なんとアレッタの婚約者だったのだ!!
ショックを受けるアレッタ。
さらにこのことを知ったアレッタの実家が怒りくるったことで、国中が大騒ぎになり―!?


乙女ゲームは終了しました (レジーナブックス)

乙女ゲームは終了しました (レジーナブックス)

  • 作者:悠十
  • 発売日: 2020/08/31
  • メディア: 単行本


【感想】
国で1番(物理的に)強い一族の末娘×執着系幼馴染 / ヒロインが憧れる公爵令嬢×ヒロインの4番目の兄。

学園のパーティー王太子による婚約破棄&断罪劇場が繰り広げられる中、国外追放を言い渡された令嬢に駆け寄り、共に行こうと寄り添った騎士はヒロインの婚約者で……。

思わぬ形で自分まで婚約解消となったヒロイン。
恋愛感情はなくとも落ち込むが、ヒーローにとってはようやく!といったところか。
優しい幼馴染としてヒロインを甘やかしつつ、裏では「俺の女」を取り戻すと画策するのが大変よろしい。
ただ話が短いので、ヒーローの影が若干薄めなのが勿体ないな~と思った。
婚約者同士や夫婦となってからの2人も見てみたい。

後半は、そんなヒロインの身近な2人がメイン。
こっちのCPの初々しい雰囲気が好き。
不器用で朴訥な戦士が、公爵家のお姫様を迎えるにあたり、マナーやエスコートの仕方をお勉強し直してるのが可愛い。
彼のストレートな称賛の言葉に、淑女の仮面が剥がれまくりのマデリーン様も可愛い。

ヒロインが女領主になった時、ヒロイン母や祖母だけでなく、領主の伴侶となったヒーローやお義姉様になったマデリーン様まで暗躍して、裏で色々と凄いことになってそうだ。
ベルクハイツ家は末長く安泰だね(笑)。

『 悪役令嬢ですが、幸せになってみせますわ! アンソロジーコミック / アンソロジー 』 ZERO-SUMコミックス

【あらすじ】
婚約破棄、ざまぁ、 断罪イベント、 溺愛、王族、転生ヒロイン、追放END…悪役令嬢の魅力満載!!
小説家になろう発の人気悪役令嬢小説をコミカライズ!!
ALLハッピーエンドの読み切り5本を収録!!



【感想】
1話目。
濡れ衣を着せるゲームヒロイン(?)も大概だが、それを利用するヒーローもどうなんだ。
ヒロインはダブルで被害者だな。

2話目。
姉妹エンド、結構好き。
父親最悪やん。

3話目。
どっかの海賊みたいな台詞で悪役令嬢を目指す、このノリは嫌いじゃない。
王太子の性格が……(笑)。

4話目。
枯れ専やオジ専……いや、メタボ専なのか?
何あの本のタイトル(笑)。
草と言いつつパックンする旦那様可愛いし、デキる男でカッコいい。
ぷよってるけど凛々しい。

5話目。
元婚約者のアホっぷりよ。
次期公爵と第2王子だと、どっちが獲物として狙い目なんだろか。
犬猫の子のようにやり取りされる婚約者……。
このヒロインは今回の件がなくても、近いうちにヒーローに奪われてたと思う。
ハピエン。

『 私のお母様は追放された元悪役令嬢でした 平民ブスメガネの下剋上 / ベキオ 』 オーバーラップノベルスf

【あらすじ】
貴族社会から追放された“悪役令嬢”の母を持つ平民アシュリー。
将来官吏を目指すアシュリーは、ブサイクになる魔法のメガネとカチューシャで素性を隠して貴族が在籍する王立学園へ通っていた。
学園では「平民ブスメガネ」と蔑まれてひとりぼっち。
今は辛くても明るい将来を夢見て勉強に励むアシュリーだったが、そんな日常は衰弱した仔猫を保護してから一変する。
なんと仔猫は神獣で、無自覚に従えたアシュリーは王太子に目をつけられてしまい!?



【感想】
断罪され追放された元悪役令嬢を母に持つヒロイン。
外見を変える魔法の眼鏡とカチューシャを使い、奨学生の『平民ブスメガネ』として王立学園に通うが、尻尾が2本ある仔猫(?)を拾ったことから事態が動きだし……。

1巻目。
表紙や帯(あらすじ)のイメージから明るい雰囲気の話を想像していたのだが、ヒロインの境遇や周辺環境がかなり酷かった。
え、ヒロイン母とかエリオットとか、こいつらいったい何者なの?
なんかモヤモヤするというかゾワゾワするというか……物凄く気持ち悪くて怖かった。
彼女が妖精さんと呼んでる連中って、もしかして魔族なのかな?

ヒーロー役と思われる王太子が、彼の従者の言う通りヒロインに関してはお子様で、王族故の傲慢さに本人が全く気づいていないのにちょっとイラっとした。
自分の“冗談”のせいでヒロインが魔術師としての道を選び、彼女の人生を変えてしまったことを重く受け止めて欲しい。
キンキラ趣味の賢者様と光りモノが好きそうなカラスさんとの関係性が気になるところ。

特典のSSペーパーは、ヒロインが見た“変な夢”の話。

『 インテリヤクザは不器用な策略家 / 佐倉温 』 角川ルビー文庫

【あらすじ】
雨宮医院に勤める看護師・舞桜は家族に恵まれず、十六歳のときに東雲組若頭・東雲賢吾に助け出された。
以来、賢吾の右腕である伊勢崎が教師役として舞桜を庇護する。
舞桜にとって伊勢崎は幼い頃に遊んでくれた遠縁の親戚であり、一人ぼっちの舞桜に「俺がいる」と手を差し伸べてくれた大切な存在だ。
だが伊勢崎に見合い話が持ち込まれ、いつか伊勢崎が自分の傍からいなくなることを想像してしまい…?
「極道さん」シリーズの人気カップルを主役にしたスピンオフがついに文庫化!



【感想】
若頭補佐×看護師。

極道さんシリーズのスピンオフ。(シリーズ11冊目)
電子で出ても我慢して、紙になるのをずっと待ってた作品。

今回最初に思ったのは、たまに本編でそっと目線を交わしたり親しげな雰囲気だったりしたから、もうとっくに舞桜(まお)と伊勢崎は“そういう関係”になってると思ってたよ!ということ。
まさか、伊勢崎がヘタレ純愛キャラだったとは……。
まぁ、舞桜の悲惨な過去とその後の伊勢崎への全幅の信頼を思うと、手が出せない気持ちも分かるけどね。
彼があそこまで舞桜を強く想ってるとは思わなかった。
自分の全てをかけて相手を愛するところは賢吾と同じだね。
本人らは一緒にされるの嫌がりそうだけども(笑)。

碧斗が父親から舞桜を守ろうと立ち塞がったシーン、めっちゃ男前だった。
本編では賢吾が記憶喪失の時に、パパの記憶が戻るまで佐知を守ると史が言ってたし、このお子さまたちが将来どんなイイオトコに育つのかとても楽しみ。
血が繋がっていなくても、自分で家族を選んだ舞桜も碧斗も(もちろん史も)、みんながずっと幸せを感じながら生きていけたらいいな、と思う。

前月に出た本編(『極道さんは運命の~』)の特典ペーパーに今回の話の前日談あり。
こんな余裕ぶってた姿を、お返しに賢吾が動画に撮ってやれば良かったのに(笑)。