日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 警察庁私設特務部隊KUDAN ゴーストブロック / 神野オキナ 』 徳間文庫

【あらすじ】
「町を守るんだ」
街頭演説をしていた元議員を刺殺した若者は、そう言いながら、自らも毒を飲んで死んだ。
そして、同じような主張を持った人たちが起こすテロ紛いの事件が連続する。
複雑化する犯罪に対処すべく、警察庁に秘密裡に結成された組織「KUDAN」。
そのリーダーである橋本は、捜査に必要な能力を持つメンバーを集め、事件の真相を調べ始めた。
最強(凶)の部隊、闇に潜む悪を斃す!



【感想】
アメリカから送られてきた“要注意すべき単語”に紛れていた『この町を守ろう』というフレーズ。
その言葉を呟いた若者が元議員を刺殺する現場に居合わせた橋本は、KUDAN初期メンバーを集め事件の真相解明と事態の収拾を図るが……。

シリーズ2作目。
どうやら1巻と2巻の間に別メンバーで数件の仕事があったようだが、橋本と香以外はほぼ全員お亡くなりになっていた。
そんなんで大丈夫か、SAT。
むしろ、KUDANの活動を実践訓練にしちゃうくらいの気概が欲しいわ。

老人たちを捨て駒に使う計画は、予測不能&警戒が難しいので上手いやり方だと思った。
使い手がもっと有能なら、もっと色々なことができただろう。
真っ向からKUDANにぶつければ、橋本以外はためらいそうだし。
メンバーの〈ツネマサ〉は、あんまり見せ場がないしギャンブル依存症だしで、次に誰かが死ぬならこの人な気がする。
狭霧は今後、新メンバーとして加入するのかな?
それとも彼女の愛人としてたまに出てくる程度のキャラになるのかしら。
どんどん乱れていくなぁ、KUDANの異性同性交遊関係……。