『 畏修羅 よろず建物因縁帳 / 内藤了 』 講談社タイガ
【あらすじ】
葬儀に訪いし白装束の女は、にたりと笑って掻き消えたそうだ。
春菜が勤めるアーキテクツに異変。
連日見つかる絡まった黒髪や不気味な人影の怪は、連続不審死事件に発展する。
色男だが高慢なエリート・手島を守るため、仙龍は奇怪な“匣”を用意する。
一方、刻々と迫る仙龍の死を止めたい春菜は隠温羅流の深淵に迫る。
手がかり潜む出雲で、異形の瘴気を背負った女と出会うが―。
- 作者:内藤 了
- 発売日: 2020/11/13
- メディア: 文庫
【感想】
シリーズ8作目は、いつもとは全く違う曳家パターン。
まさか、パグ男より嫌な人間がいるとは……。
こんなのが職場でふんぞり返ってたら、仕事したくなくなるわ~。
ってか、伽耶さんのためじゃなかったら命を助けたくもないわ。
コイツのせいで命を落とした奥さんは、とんだとばっちりよね。
今回はついに隠温羅流のルーツが分かるのかと期待していたが、それは次回に持ち越しの模様。
春菜の胸の刻印も気になるし、呪いの正体も気になるし、仙龍と春菜の関係も気になるし…毎回言ってるけど、次回作が早く読みたい!
次は来年の初夏かぁ。。。
仙龍の告白シーンは、なんか妙に照れ臭かったわ。
まぁ、私はロマンス小説でもよかったけどね!(笑)
2人が心置きなくイチャイチャ(?)出来るよう、早く因縁が解けますように……。