日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 ゴブリンスレイヤー 12 / 蝸牛くも 』 GA文庫

【あらすじ】
「ゴブリンってやっぱ雑魚だな!」
棍棒剣士と至高神の聖女に白兎猟兵の一党は、活躍の場を広げていた。
だが、勝てない敵もいる訳で―。
「騎士に魔術師、神官、野伏とそろったらやる事は一つだろう?」
女神官は、女騎士の発案で、魔女と妖精弓手の四人で冒険に出かけていき―なぜか砦の攻城戦に巻き込まれていた―。
「ま、簡単な仕掛だから」
水の街の仕掛人は、ヤクの売人の始末に向かい、死体に出会う―。
そしてゴブリンスレイヤーは再び槍使いと重戦士に誘われ―。
四方世界で紡がれる、十の物語。
蝸牛くも×神奈月昇が贈るダークファンタジー第12弾!


ゴブリンスレイヤー12 (GA文庫)

ゴブリンスレイヤー12 (GA文庫)


【感想】
様々なキャラが活躍する短編集。
そしてゴブスレさんがゴブリンを殺していない本。
珍しい!

棍棒剣士くんと幼馴染の聖女ちゃん、今までは彼らにあまり興味がなかったんだけど、白兎猟兵ちゃんが加わってから面白いパーティーになった。
通勤時に電車で読んでたら読者サービスな挿絵がババーンと出てきて焦ったよ!(笑)
今後の成長が楽しみな3人。

女子会パーティーはお喋りタイムが楽しそう。
戦闘だけでなく謎掛けという形の戦いもあるのね。
ゴブスレさんたちがいなくても、ちゃんと考えて行動してる女神官ちゃんが頼もしい。

対して男子会(笑)は、やっぱりムサイね。
前の男子会の時も思ったけど、くだらないことを言い合いながら探索したり大立ち回りしてる、この雰囲気が好きだ。
なんか小学生の冒険ごっこみたいで(笑)。

ゴブスレさん、『音をたてずに小鬼を殺す八つの方法』とか怪しいハウツー本みたいだ。
彼も人間味が出てきたよねぇ。
鎧や兜を脱ぎ、手編みセーターを着てシチューをすするゴブスレさんを想像するとちょっと萌える……。