『 悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される 3 / ぷにちゃん 』 ビーズログ文庫
【あらすじ】
乙女ゲームの悪役令嬢に転生してしまったものの、隣国の超高スペック王太子・アクアスティードに溺愛され結婚したティアラローズ。
なんとか正ヒロインルートを回避し、幸せいっぱいな新婚生活…のはずが、なぜか海の妖精王から嫌がらせを受けるはめに。
さらにアクアスティードが惚れ薬を飲まされてしまう！！
そんな、ゲームはまだ終わっていなかったの―！？
【感想】
隣国の王太子と結婚し王太子妃となった、前世の記憶持ちヒロイン×妻を溺愛するハイスペ王太子。
ヒロインは森の妖精王、ヒーローは空の妖精王に祝福されているとなれば、次は海の妖精王がメインで何かあるでしょ！と思っていたら、予想と違う理由でナニカあったわ。
てっきり続編ヒロインちゃんの切なさとか恋心に共感して事を起こすんだと思ってたよ……。
よくよく考えると、いくら誰よりも海の妖精に愛されているとはいえ、広い海の管理を任され、商業的な仕事をし、恋心を自覚した途端にヒロインだけを愛してるからごめんねとフラれ……と14歳の少女にはちとハード過ぎる気がする。
大人も働け。
これが王太子ルートに入っていたにも関わらず彼を捕まえられなかったことが原因なら、今からでも別ルートに軌道修正して幸せになって欲しいわ。
(身近に攻略対象がいるみたいだし)
今回“彼女”は眠りにつくという選択をした訳だけど、眠っている間に残り2人のどちらかが暴走してしまったら、ヒーロー＆ヒロインと最後の一柱だけで抑えられるのかが気になる。
そのときはヒロインが海にモリモリお菓子を投げ込んで、強制的に魔力注入でなんとかなる……のか？(笑)
ヒロインが存命のうちに目覚めて、今度は真の女子会をあの庭で開いて欲しいな～。
封入のSSペーパーは、ヒロイン＆ヒーローの朝のひととき(と指輪への想い)。
