日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 妹に婚約者を譲れと言われました 最強の竜に気に入られてまさかの王国乗っ取り? / 柏てん 』 カドカワBOOKS

【あらすじ】
「どうしてお姉さまなのですか?」
甘やかされて育った妹は可愛い顔で父に泣きついた。
私の婚約者である王太子に恋をしたと。
今までの努力は水の泡、彼に見捨てられ、婚約者を奪われた私は、代わりに“竜の花嫁”として伝説の破壊竜が住む火山に身を投げた。
死を覚悟したその瞬間―長い眠りから目覚め、人間の姿をとった竜・グリードに拾われて?
「この国は、俺のものにすると決めた」
人生大逆転!
婚約者は譲ります。
代わりに最強の竜と国ごと乗っ取りますね!?



【感想】
王太子の婚約者となるため、あらゆる努力を重ね知識と教養を身につけた公爵令嬢。
その甲斐あって無事婚約者に選ばれたが、両親の愛情を独り占めする妹の「あの方の妻になりたい」発言ですべてを奪われて……。

作家さん買い。
絶望し、ある意味自殺するため竜の花嫁として火口に身を投げたら、最強の竜に拾われた話。

『花嫁』と言っているが、今のところ夫と妻という関係ではなく主従な感じ。
でも、竜の方は無意識に意識してそうなので、これから時間をかけて自覚していくんじゃないかな。
その辺はドライアドの王が面白がりながらも応援してくれそう。

居場所や愛情を得るためには役に立たなければ……という強迫観念がある主人公が、竜やドライアドたちに囲まれる中で自己肯定出来るようになってくれればと思う。