日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 DOUBT 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 / 内藤了 』 角川ホラー文庫

【あらすじ】
新人女性警察官・恵平は、最後の研修のため警察学校へ。
このまま卒業して一人前にやっていけるのか、焦る恵平。
一方、青年刑事の平野は、清掃工場のゴミ集積プールで複数の遺体を発見する。
人間をゴミ同然に捨てて快感を得るシリアルキラーの犯行か、それとも――。
事件を知った恵平は解決のヒントを求めて「うら交番」へ。
待っていたのは、もう会えるはずのない人だった。
過去と現在が繋がり、物語は加速する!



【感想】
研修の最終課程として再び警察学校へ戻った恵平。
卒業すればようやく正式な警察官となれるものの、自分がなりたい具体的な警官像が掴めず悩む日々。
そんな中、徳兵衛さんのホームレス仲間が『神隠し』に遭い行方不明だと知り……。

シリーズ5作目。
小説の中でもコロナの影響があちこちに…。
うら交番の柏村さんの時代は赤痢だったのか。
柏村さんが救いたい人って誰なんだろう。
何度も出てくる永田さん関係な気がするけど……どうかなぁ。
何の確証もない勝手な想像でいいなら、うら交番に行った人が1年以内に死んじゃうのは、柏村さんの心残りを調べる過程で何かしらの事件の真相に近づいてしまい、それに気付いた真犯人に事故等を装って殺された説を思い付いたんだけど、当たってる気はあまりしない(笑)。

前巻に出てきた『匣』の黒幕は今回も分からず仕舞い。
この黒幕が柏村さんの心残りに関係しているのだろうか……?