『 PUZZLE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 / 内藤了 』 角川ホラー文庫
【あらすじ】
年の瀬が迫り、慌ただしくなる東京駅。
新人女性警察官の恵平は、置き引き犯からスーツケースを押収する。
中には切断された男性の胸部が――翌日から、都内各所で遺体の一部が次々に発見される。
冷凍状態の男性の胸部と足、白骨化した女性の手首、付着していた第三者の血痕…被害者は一体誰なのか?
遺体発見のたびに複雑化する事件を、青年刑事・平野と恵平が追う!
過去と現代の猟奇犯罪が重なり合う、シリーズ第3弾。
PUZZLE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平 (角川ホラー文庫)
- 作者:内藤 了
- 発売日: 2020/03/24
- メディア: 文庫
【感想】
年末の東京で、置き引き犯が盗んだスーツケースから男性のバラバラ死体が見つかる。
その後も次々と見つかる性別や年代の違う遺体の一部は誰のものなのか。
鑑識で研修中の恵平も捜査に加わるが……。
シリーズ3作目。
積んでたら4巻が出たので慌てて読了(笑)。
前巻の感想で予想した通り、『PUZZLE』はやっぱりバラバラ事件だったね。
警察官の卵のケッペーちゃんと平野刑事のコンビも頑張ってたけど、今回は桃田さんのアシストが光ってた。
アキバ族の某鑑識さんのように、今後もぜひ活躍して欲しい。
このシリーズの魅力は、警察関係者だけでなく東京駅周辺で生活している靴磨きのペイさんやホームレスのメリーさんたちも事件解決の鍵になっているところだと思う。
独自の視点で世の中を見ている彼らの目には、せわしなく過ぎていく人々はどう映っているんだろう。
最後にうら交番の気になる噂が出てきたので、ソワソワしつつ次巻へ進みます!
↑ サイン本でした。