日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 白獣の君と美味しい初恋始めます / 小中大豆 』 幻冬舎ルチル文庫

【あらすじ】
門前町の外れにある美味くて安いと評判の「めし屋」を切り盛りする睦。
店に現れたゴロツキから絡まれた時、颯爽と助けてくれた侍を睦は忘れられずにいた。
気品があり美丈夫な侍は、せめてものお礼にと睦が作ったご飯を美味しいと食べてくれたのだ。
だがその後彼が店にくることはなかった。
しばらくのちの夜、睦は手負いの物の怪を店の前で発見する。
熊よりも大きな犬のような姿が恐ろしかったが、「わけあって追われているので助けてほしい」と言われ可哀そうに思った睦は、子犬の大きさになった不知火丸を置いてやることにした。
睦のごはんを美味しく食べ、尊大な物言いだけど愛くるしい姿の不知火丸に睦もすっかり情が移ってしまう。
そんな時再びあの美丈夫の侍が睦の家にやってきて、今度はたびたび顔を出すようになった。
睦との距離は近づいていくけど、何か秘密がありそうで!?



【感想】
受の危機を何度も救った美しい侍×町の外れで『めし屋』を営む青年。

モフ買い(笑)。
物の怪・不知火丸様の遠慮がちに見せながら実は図々しい要求の数々と、何だかんだでそれを受け入れちゃうお人好しの受。
これが彼じゃなくて本当に悪い妖だったら、色々させられたあげく最後にパクンと食べられちゃうわよ~。
“子犬のアソコ”が可愛い!と受に主張された時の攻の心境を思うと、なかなか愉快であった。
まぁ、1年後に報復されていたが(笑)。

今後、攻を後継に!とか、そんなお家騒動が起こらず、2人で平和に生きていけるといいねぇ。