日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 祓い屋・木津恵信の荒ぶる性欲 / 七川琴 』 Splush文庫

【あらすじ】
卑猥な言葉が口をついて出てしまう―それが木津恵信にかけられた呪いだ。
呪術の専門家として捜査一課厭魅係に協力を頼まれた木津は、ある日、電車で痴漢を目撃し、屈強な刑事・盛田と出会う。
引き締まった逞しい腰に泣き黒子、そして厚い胸板―。
「…っ刑事さんのおっぱいすごい…っ」
呪いによって、瞬時に失恋。
もう会うことはないだろうと思っていた矢先、ある事件に関わる呪具を調べてほしいと、盛田が訪ねてきた。
なんと彼は厭魅係の捜査員だったのだ。
屈強なベテラン刑事と、彼に恋する若き祓い屋、二人の“最高に気まずい”共同捜査が始まった!



【感想】
生まれつきかかっている呪いのせいで、心に秘めておきたい欲望や淫語を我慢できずに口走ってしまう祓い屋×攻と一緒に事件を追う屈強なガチムチ刑事。

作家さん買い。
今回も細身の攻とガチムチ受の話だが、呪いのせいで心の奥底にある想いが口から溢れ出てしまう攻が痛々しくて、序盤は見ててつらかった。
もっとコメディっぽい感じで、エッチな妄想がポロポロと口をついて出てくる話かと思ってたわ。

受の呪いはそのままだし、厭魅係としても仕事を1件片付けただけなので、あと1~2冊くらいはシリーズとして出せそうな気がする。
その場合、ガチムチ受がお姫様ポジで毎回敵に拐われそう(笑)。

白蛇の式神でナカのお掃除をしたり、攻が興奮しすぎて力が暴走=骸骨化したりと、Hシーンが祓い屋っぽかった。
これまたシリーズ化したら、術で自分を増やすとか色々バリエーションありそうよね。
逆に、捕らえられた受が敵の式神や術でアレコレされちゃうのも美味しいかもしれぬ…………穢れてるなぁ、私(笑)。