日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 首都圏パンデミック / 大原省吾 』 幻冬舎文庫

【あらすじ】
感染力、毒性の強い新たなウイルスが長崎で発生。
体力のないお年寄りらから罹患して、高熱や下痢、嘔吐を引き起こし、死に至らしめる。
その新型ウイルスが蔓延した飛行機が東京に向かう。
感染者を助けようとする機内の医師、治療薬を探す研究者、首都圏封鎖も視野に入れる政治家―。
未曽有の脅威と闘う人間を描いたタイムリミット・サスペンス。


首都圏パンデミック (幻冬舎文庫)

首都圏パンデミック (幻冬舎文庫)


【感想】
首都圏パンデミック=東京でウイルスが猛威を振るう話かと思い購入。
しかし実際は、東京(日本)に持ち込まれようとしている新型インフルエンザウイルスと、その一連の事件に関わった人たちのそれぞれの物語……といった感じの話だった。
ウイルスに感染するのがごく限られた範囲の日本人のみなので、世界中の人々がなすすべもなく死んでいく……という悲壮感や無力感、緊迫感はなかったかな。

某首都感染では首相が英断を下し日本を救っていたが、この作品の首相は無能。
そして代打の官房長官は、考えた末の決断なんだろうけど……あの後、各方面から叩かれまくって大変だろうな。
これがアメリカなら、実際やっちゃいそうだよね。