『 白豚貴族ですが前世の記憶が生えたのでひよこな弟育てます III / やしろ 』 TOブックス
【あらすじ】
菊乃井家長男・鳳蝶(六歳)は、魔術習得に燃える弟レグルス(四歳)と今朝も畑仕事中。
が、穏やかな麒凰帝国の春は、件の詐欺集団報告で一変する。
裏で糸引く隣領の男爵家・バラスが、来る武闘会の成績次第で彼らに恩赦を認めろというのだ。
舐められた提案に、鳳蝶は悟る。
このまま父から領地の監督権――ひいては軍権を奪えなければ、荒れた領地は変えられない。
全てを逆手にとった、公爵家をも巻き込む一大計画が、遂に幕を開ける！
たまには兄も悪になります！
君が笑ってくれる未来のために――
幼き兄弟の領地経営ファンタジー！
書き下ろし番外編3本+おまけ4コマ、コミカライズ1話etc…豪華収録!第7回ネット小説大賞受賞！
【感想】
詐欺集団に騙された冒険者達により、危険に晒された菊乃井領。
彼らの後ろに隣領の男爵家がいることを知った鳳蝶(あげは)は、武闘会と男爵を利用して両親から領地の監督権を奪う方法を思いつき……。
前巻の途中から鳳蝶が『脱・白豚』してるので、現在タイトルに偽りあり状態。
しかし、レグルスくんはもちもちぷにぷにを諦めていないようなので、彼のお菓子をいっぱい食べさせよう計画の進捗次第では……白豚再び？(笑)
タラちゃんに続いて歩く謎大根が鳳蝶の仲間となり、ますますカオス状態の菊乃井家。
巨大蜘蛛やら神様やらが闊歩しているこの家に、両親が戻って来る日はくるのか……？
監査先の砦での、「「「「「めーェ！ですよォ！」」」」」がなんだかツボった。
レグルスくん、強いな。。。
