日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 忍者だけど、OLやってます オフィス忍者合戦の巻 / 橘もも 』MF文庫ダ・ヴィンチ mewシリーズ

【あらすじ】
忍者の里の頭領娘でありながら、里を飛び出した抜け忍OL・陽菜子。
危険を冒して再び忍術に手を染めたのは、類まれなる能天気男・和泉沢の立場と、彼の祖父がつくった会社を守るためだった。
ところが一難去ってまた一難、上海との提携話を装って近づいてきたのは因縁深い宿敵の忍者。
元許嫁で外務省勤務のドS忍者・惣真とタッグを組んで、今度はオフィスを戦場に忍者合戦をすることに―。
陽菜子の戦いと恋の行方は?



【感想】
シリーズ2作目。
2016年3月初版でそれ以降続刊が出てないから、これで完結なのかな?
4年近くも積んでたのか……と反省しつつ読了(笑)。

前回は会社の合併絡み、今回は上海の会社が業務提携をちらつかせて接近。
しかし、どちらも裏には忍の姿と思惑が……。

ヒロインが覚悟を決め、自分の望みを自覚。
約束をずっと忘れられてた惣馬に同情を禁じ得ない…(苦笑)。
こんな大切な思い出はちゃんと覚えておこうよ!

ちょっぴりデレた(?)惣馬に、おおぉ~となったが、それ以上におおおぉー!?な和泉沢に色々持っていかれたわ。
賢いお馬鹿な和泉沢の、ゆるゆるだけど意外と鋭い観察眼や、我が身を盾とし周りを守ろうとする強さ、そして彼のおおらかさ等々、私の中の和泉沢株UP↑なお話だったわ~。

ところで、大河内のじーさまは結局何者だったんだろか。
惣馬の反応からすると、かなり大物なんだろうなぁ。
彼のためにも、ばーちゃんや和泉沢のためにも、與太郎じーちゃんにはもう1度元気になって欲しい。