日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 法律は嘘とお金の味方です。 京都御所南、吾妻法律事務所の法廷日誌 / 永瀬さらさ 』 集英社オレンジ文庫

【あらすじ】
敏腕だが、お金に汚い弁護士・吾妻正義の孫つぐみは嘘をついている人の顔が歪んで見える特殊な能力を持つ女子高生。
正義の許に来る依頼は難事件ばかり。
相続放棄を迫られた後妻” “詐欺師扱いされた投資コンサルタント” “DQNネームを改名したい女子高生” “隣人から引っ越しを迫られる犯罪者の息子”、依頼人や原告の“嘘”に隠された真実に幼なじみの草司と共に挑む!



【感想】
誰かが嘘をつくと、その人の顔が歪んで見える女子高生のつぐみ。
金にうるさい弁護士の祖父や元同居人で検事の草司と共に、様々な事件の“嘘”に隠れた真実を見つけていく。

舞台は京都。
つぐみちゃんの能力だけファンタジー設定で、事件の方は現実的。
後妻業や投資詐欺疑惑の話も楽しく読んだけど、ゆりちゃんの名前の話と大智くんの依頼の話が特に印象に残った。

いまはまだ子どもっぽいつぐみちゃんが、これから草司の過去と向き合う中でどう成長していくのか楽しみ。
もちろん、今後の草司との関係の変化もね!
お気に入りは金髪くん(笑)。