日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 原作開始前に没落した悪役令嬢は偉大な魔導師を志す ~乙女ゲーム? 何それ、魔術用語?~ / 桜木桜 』

【あらすじ】
神様の力で貴族の娘アナベラ・チェルソンとなり、好きな恋愛ゲームの物語開始前に転生した三十代の女性会社員。
すぐさま彼女は自分の推しキャラである王太子チャールズとその婚約者であり悪役令嬢のフェリシアを攻略すべく、チェルソン家の内政を整えながら自分を優秀な魔導師に成長させることに。
数年後、恋愛ゲームの舞台となる魔法学園に入学した彼女だったが、そこにいたのは没落したフェリシアだった!!



【感想】
神様に大好きな恋愛ゲーム世界に転生させて貰ったヒロイン。
しかし、ゲーム開始となる学園入学までに出来ることを……と、この世界にはなかったパルプ紙を世に広めたことで、自分の知っているストーリーから世界は大きくズレてしまうことに……。

1巻目。
転生者でゲームヒロインのアナベラ視点と、元悪役令嬢のフェリシア視点で話は進む。
一応、攻略対象者たちも出てくるものの恋愛パートはなかった。
スポコンならあったけど(笑)。

諸事情からフェリシアの口調が「マジかよ」「~だぜ」と男っぽいので、ビジュアルは容姿端麗な美少女のはずなんだけど、どうも女性キャラだと思えず……。
というか、むしろ取り巻きちゃんたちはフェリシアに百合的感情を持っているのでは。
うん、この話はフェリシアがヒーローかもしれんな。
ゲームヒロインもときめいてたし。

アナベラとフェリシアの両視点があったのだが、彼女たちのどちらにもキャラ的に感情移入しづらかったのが残念。
魂の概念を数字に例えるのは、例えとしては分かりやすかった。
まぁ、私もアナベラと同じく、へ~そんなもんか~で終わっちゃったけどね。

魔導師たちの思惑は気になるものの、例の大魔導師サマがゲスいクズの可能性もありそうで、なんかイラッとしそうな気がして続きを読むかは不明。
その時の読メの感想次第かなぁ……。