日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 溺愛アルファは運命の花嫁に夢中 / 秀香穂里 』 シャレード文庫

【あらすじ】
出会ったばかりのアルファである鹿川にプロポーズされた海里。
昂る鼓動と衝動を抑えきれず、海里は鹿川の際限のない激しく甘い愛撫に溺れてしまう。
どれだけ身体が反応しようとも、素直にプロポーズを受け入れられない海里は、「三か月間、週三日、自分の家に通うこと」という条件を出すことに。
住む世界の違いを知れば気が変わるのではと思ったが、鹿川は嬉々として海里の自宅に通いつめ、さらには海里のために不慣れな家事まで楽しそうにし始めて――?



【感想】
大手商社の取締役α×コーヒーショップのアルバイト店員Ω。

施設育ちで天涯孤独の受。
アルバイト先に客として訪れた攻に一目惚れされ、花嫁になって欲しいと乞われるが……。

性による差別がほとんどなく、Ωも外で普通に働ける世界が舞台の現代もの。
特段大きな山も谷もなく、さらっと収まるところに収まった印象。
受の家族が見つかるとか、攻弟の反対にあったり妊娠が分かって攻の元から受が姿を消す……というような展開もなく、とてもとても平和な話だった。
個人的好みからいうと、もう少しドラマティックな展開があると嬉しかったかな。
疲れていて、あまり刺激が強くない話が読みたいな……という時に読むといいかもしれない。

ツンツンで態度が悪かった攻弟が、甥っ子にデレデレになって上手にお世話出来るようになってるのが可愛かった。