『 副社長の紳士的な熱愛 / 名倉和希 』 ダリア文庫
【あらすじ】
勤め先の製薬会社が買収された千紘は、本社の副社長・エドワードに目を掛けられアメリカで秘書として働くことに。
慣れない外国での日々に戸惑うが、優しく気遣ってくれる紳士な彼に、密かに憧れを抱いていた。
そんなある日、従兄の哲也に「頼み事」をされる千紘。
それは、エドワードから機密情報を盗むことだった。
負い目があり頷くしかない千紘だが、惹かれる恋心は強くなるばかりで―。
- 作者:名倉 和希
- 発売日: 2020/07/13
- メディア: 文庫
【感想】
副社長×アテンド役の日本人秘書。
『アーサー・ラザフォード』シリーズの姉妹(兄弟?)作。
ラザフォード家の長男、アーサーの兄・エドワードが攻。
天才型のアーサーと違い、努力を重ねて結果を出してきた攻。
確かに(ハジメテの時以外は)紳士的だったが、彼は言葉責めに目覚めそうな予感……。
いや、弟氏の剃り●プレイよりは全然ノーマルだけども(笑)。
攻への恋心と従兄からの脅しの間で揺れる受を堪能……出来ればよかったのだが、この従兄があまりにクズでクソすぎて、ヤツが出てくるたびにイライラしちゃったよ。
父親に叱り飛ばされたくらいで心を入れ替えるとは思えない……。
とりあえずちゃんと働いて、受にお金を返して欲しいわ。
(出来ればコンビニとかで働いて、自分が搾取した額の金を得るのがどれだけ大変かを実感して欲しい)
時系列的にアーサーが記憶喪失になる前後の話らしく、ラザフォード家の別荘でのシーンは読んでて懐かしかった。
そういえば恋人の話をしてたよね。
エドワード&チヒロ、アーサー&トキの2CPがご対面……な話がいつか出るといいな。
あと、毎回書いてる気がするけど、ハリー&大智も紙本で読みたいのでよろしくお願いします(笑)。