日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 抗う龍帝と赤の番 2 龍帝の初心すぎる番様は、想定外の龍人たらしでした!? / 古都セツマ 』 eロマンスロイヤル

【あらすじ】
龍人の国で暮らし始めた人間の少女アリエットは、ついに自分の気持ちに素直になった龍帝ジークからの求愛を受け入れる。
だが「子作り」の方法を母・ソフィアに教わった日から、恥ずかしさのあまり部屋に閉じ籠ってしまい、ジークはすっかり龍体で拗ねる日々。
ルルの計らいでようやく仲直りし、龍帝の“番”として生きる決意をするアリエット。
そんな折、祖国ラビルニア王国から、二人の婚約を祝いたいとの招待状が届き、訪れた祝いの夜会でアリエットはセリオット王国の王子フリート、王女のマルグリット、そして黒衣の護衛ユリウスに出会う。
アリエットに対し羨望と嫉妬の渦巻く中、ユリウスは一人敵意を剥き出しにしたうえに、「臭い」と吐き捨てる…。
ユリウスは一体何者?
運命の“番”同士でありながら前途多難な二人が、種族を越え無事結婚できる日はくるのか?
異種族間ラブストーリー第2巻!



【感想】
龍帝の番となり婚約した、純真無垢な伯爵令嬢×ヒロインにメロメロな耐える男、元ヤリチンの龍帝陛下。

前巻で相思相愛になった2人。
龍人の性で、すぐにでも番とベッドにGO!したいところを耐えに耐えるヒーローが、以前の女を取っ替え引っ替えの姿を知る身としては涙を誘う。
無垢なヒロインはもちろん閨のアレコレなど知らず、裸で同じお布団で寝るのよって聞いただけで恥ずかしくて1ヶ月も逃げ回っちゃうので、ヒーローザマァである(←あれ?)。

この2巻は、なろうで番外編として書いたものをまとめたものらしく、まさに『後日談』といった感じ。
まぁ、ヒロインに散々暴言をはいて泣かせたヒーローが、我慢に我慢を重ね涙を流しながら耐え、右手が親友になる様を楽しむにはいいかもしれない。
一応、ヒーローに人間(?)の友だちもできたしね!
エピローグに、『お寝坊さん』と銀髪の少女の続きあり。

書店購入者特典のSSペーパーは、ある意味『抗う龍帝』のお話……かもしれない。
頑張れ(笑)。