『 イケメン弁護士のパパはいりませんか？ / 安曇ひかる 』 シャレード文庫

【あらすじ】
老舗喫茶店・小暮珈琲の若き店主・小暮拓人は、スーパーマーケットで迷子を助けようとしたところを誘拐犯に間違われてしまう。
その子のパパ・御影慶一からの誤解はすぐに解けたものの、慶一を前に拓人の動悸は速まるばかり。
愛息・維月のため、今やキャラ弁もお手の物という料理の腕前の、スーツの似合う超イケメン弁護士(独身)。
だが心弾む出会いとは裏腹に「重い」「うざい」とフラれ続けた過去が蘇る。
せめて、この父子との縁を大切にしたい…！
拓人はあくまでもクールな大人として接しようとするけれど…？

イケメン弁護士のパパはいりませんか? (二見シャレード文庫 あ)

【感想】
イケメンでイクメンの弁護士攻×老舗喫茶店の若き店主受。

迷子の子どもを助けようとしたことが縁で知り合った2人。
攻に恋をした受は、学生時代に『重い』『ウザイ』と付き合った相手にことごとく振られた反省から、クールな大人の男を演じようとするが……。

いっくん可愛いな～。自分らが子どもの頃、プレゼント→プゼレント/蚊に刺された→カニに刺された/血が出た→ちぢがでた、的な言い方をよくしていた(らしい)のを思い出したわ。
いっくんのぷりんあらどーもにニヤニヤしちゃう。

受が、自分は遊び慣れてます！クールでドライなんです！と主張するたびに、なんだかこちらが恥ずかしいというか居たたまれないというか、無理すんなよ……とモゾモゾする心地になってしまった。
なんでこんなに居たたまれなくなるのかは謎……(笑)。

特典のSSペーパーは、金剛寺の店で酔いつぶれた受を迎えにきた攻の話。
受のアピールは遠回しだが、3ヶ月なら攻もどこかで探りを入れても良かったんじゃないかな…。