日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 ヤンデレ系乙女ゲームの悪役令嬢に転生したので、推しを監禁しています。 / 御影りさ 』 ムーンドロップス文庫

【あらすじ】
「これで俺は、ヘルディナ様のものってことですね」
婚約者を奪ったクリステルをいじめている最中に、ここがヤンデレばかりの乙女ゲームの世界で自分は悪役令嬢だということに気づいたヘルディナ。
このままでは、クリステルを殺そうとした自分と実行犯である従僕のザシュの破滅は決定的。
前世からの“推しキャラ”ザシュを救うため、ヘルディナは彼の首に奴隷紋を刻み、檻に監禁して無理やり従わせたことにするが…。



【感想】
ヤンデレ乙女ゲームの悪役令嬢に転生したヒロイン×ヒロインに付き従う従僕。

婚約者に手を出したと怒り狂い、ゲームヒロインのドレスを引き裂いている途中で前世を思い出したヒロイン。
自分はともかく推しキャラの従僕ヒーローの命を守らねば!と、奴隷紋を刻み檻に繋いだところ、何故か彼はとても嬉しそうで……。

読んでいて先が気になるストーリーで、なかなか面白かった。
ヒーローに関してたまに曖昧になるヒロインの記憶に、ちょっとヒーローを疑ってしまったよ。
頑張ってたのにごめんね(笑)。

婚約者である王太子が横暴暴力野郎でホントムカついたわ~。
こいつまで幸せにならんでもよかったのに。
クリステルがエピローグでさらっと爆弾発言してたから、実は全部彼女の狙い通りなのかもしれんけども。
皆そんなに檻が好きか。
この世界、ゲームヒロインもヤンデレだったりしてね……。