日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 にわか令嬢は王太子殿下の雇われ婚約者 6 / 香月航 』 一迅社文庫アイリス

【あらすじ】
ワケあり王太子殿下とようやく結婚した、貧乏伯爵令嬢リネット。
アイザックの素敵な旦那様ぶりにうっとりしつつ、自分も王太子妃として相応しくなろうとがんばっているけれど…。
王太子妃づきの侍女選びは難航するし、初めて主催したお茶会も不測の事態で中止することになってしまって!?
これって私が新米の王太子妃だからですか!
それなら、なめられないように、男装してでも切り抜けてみせます!!
ワケあり王太子殿下と貧乏令嬢の王宮ラブコメディ第6弾!



【感想】
王太子妃として主催する初めてのお茶会。
準備万端で臨んだはずが、予期せぬ事態に途中で中止となってしまい……。

新婚ほやほやの王太子夫妻。
最初のイラストだけでご飯5杯はいけちゃうよ、私は。
そんな穏やかでいちゃラブな2人とは対照的に、肉食獣と化した淑女たちの恐ろしさよ……。
お義兄様が女性恐怖症になる前に、お似合いのお相手が現れますように(。-人-。)ナムナム

今回は、5巻で結婚式前に片付いたはずの“燃料石”絡みの事件が勃発。
しかし、またも敵に名前がないのでモブ感が拭えない。
たまには名前のある大物悪役がドーンと立ちふさがって、それをリネットたちがバーンと叩き伏せる話も読みたいな。(←頭の悪い感想)

新キャラの第2王子は、最初は某第4王子と似たタイプかと思ったけど、同世代の王族の中では1番の常識人だった。
同世代があんなんで苦労してそうだけど、その分突飛な言動に慣れてて柔軟性がありそうだわ。

王太子妃の専属侍女の件は置いといて、リネットに初めてのお友だちが出来たのが嬉しい。
可憐な妖精さんが推しキャラを熱く語る沼の住人みたいになるのが面白いので、もしシリーズが続くなら彼女とマテウスの話も番外編か何かで読んでみたいな。

特典SSペーパーは、2度目のお茶会が終わったあとのお義兄様とお兄ちゃんの会話。