日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 薬屋のひとりごと 9 / 日向夏 』 ヒーロー文庫

【あらすじ】
壬氏の一世一代の行動の結果、とんでもない秘密を共有することとなってしまった猫猫。
折しも後宮は年末年始の休暇に入る時期。
実家に帰りたくない姚は、猫猫の家に泊まりたいと言い出した。
とはいえお嬢様を花街に連れていくわけにもいかず、姚と燕燕は紹介された羅半の家に泊まることになる。
一方、口外できない怪我を負った壬氏のために、猫猫は秘密裏に壬氏のもとに通わなくてはならなかった。
できる範囲で治療を施していくが、医官付き官女という曖昧な立場に悩まされる。
壬氏が今後さらに怪我を負わないとも限らないが、医官にはなれない猫猫は医術を学ぶことはできない。
そこで、羅門に医術の教えを乞おうと決めるのだが―。


薬屋のひとりごと 9 (ヒーロー文庫)

薬屋のひとりごと 9 (ヒーロー文庫)


【感想】
馬家の皆さん勢揃い!(いや、今回馬閃はいないか)
高順の嫁さんてこういう人なのか~。
彼や息子たちが女性陣に頭が上がらないのに納得。
妻(母)も姉も圧が強い。
てか、馬良の奥さんもキャラ濃ゆいな。
普段はアレだけど、間諜としても有能そうでなかなか味わい深そうな人だ。
……里樹妃、この一家の中で生きていけるのかしら(笑)。

前巻の壬氏のアレな行動により、薬の知識だけでなく外科的技術が必要となった猫猫。
“医”への関わり方の変化、羅門の過去、新たな技術の獲得……。
薬屋としての領分を越えつつある猫猫だけど、最終的に彼女が第1号となって女性医官が認められたらいいな……と思う。
今回のお疲れ様大賞は、片眼鏡のおっさんの副官くんに決定。
おっさん1匹でも大変なのに、食欲魔神な雀ちゃんにまでたかられているのが哀れ。
彼の胃と財布の底に穴が開かないことを祈るばかり…。

次巻はようやく羅漢が活躍するのかな?
禁じられているはずの雀(←鳥の方ね)が食べられているのも気になるし、早く続きが読みたい。
年内には……出ないだろうなぁ(涙)。
とりあえず、脳筋李白が柱で懸垂してる挿絵を眺めながら待ってよっと。