日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 死香探偵-哀しき死たちは儚く香る / 喜多喜久 』 中公文庫

【あらすじ】
「死香」を食べ物の匂いとして認識する桜庭潤平。
潤平の特殊体質に興味を抱く分析学のエキスパート・風間。
これまで未解決事件を匂いで嗅ぎ解いてきた二人だが、ある日潤平が特殊な薬品をかけられ嗅覚を失ってしまう。
風間は、潤平と同じ能力を持ちながら歪んだ思想をもつ月森の関与を疑うが―。



【感想】
シリーズ3作目。

ご飯、ブラックペッパー、ピーナッツバター&ミント、赤ワインと、今回も様々な死香が登場。
そして、またも少なくなる桜庭くんの食べられるもの……と思ったら、風間先生の熱意によってパンが復活したよ!
桜庭くんが美味しいパンの匂いだと感じる=風間先生にとっては死臭のはずなのに、一緒に食べて喜ぶ先生に愛を感じる。
……いや、ソッチじゃなくて(笑)。

最後の話は不穏な雰囲気のまま終わったので、早く続きを読みたい!