日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 ティアムーン帝国物語3 ~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~ / 餅月望 』 TOブックス

【あらすじ】
革命鎮圧から半年。
優雅に春休み満喫中の元わがまま姫ミーアの前に、―未来から、自分の孫娘・ベルが現れた!
ようやくギロチンを回避したと思ったのに、今度は未来で帝位の継承権争いが勃発。
ミーアは毒殺され、ベルも処刑寸前らしい。
発端となった聖女ラフィーナの独裁を止めるため、泣く泣く勝算ゼロの生徒会長選に出馬することに。
だが、ミーアの血を受け継ぐベルは、頼りになるどころかへっぽこで…!?
己の欲望全開の選挙公約を胸に、Wポンコツ姫が流転する運命に立ち向かう!
保身上等! 自己中最強! スイーツ必須!
歴史改変ファンタジー第3巻!
書き下ろし中編&巻末おまけ「ミーアの日記帳」&描き下ろし四コマ&コミカライズ最新話を豪華収録!



【感想】
第2部開始。
ギロチンで頭と身体がお別れする未来を回避し、他国の革命鎮圧にも成功したミーア。
しかし、今度は未来からやって来た“孫娘”に、ミーアが毒殺され帝国は崩壊したと告げられて……。

ギロチン被害の第一人者(笑)にして究極のイエスマンなミーアが、今回も我が身可愛さに奔走。
涙目になりながら必死にお勉強したり、中身はともかく選挙公約を一所懸命に作ったりと、頑張る姿が好印象だった。
きっと前の時間軸でも、周囲の環境と導く存在がいればそこそこいい線の王族になれたんじゃないかなぁ。
ま、私は今のミーアの方がいいけどね!

ラフィーナの中のミーア株がバブル期に突入してて、高騰する一方なのが楽しい。
高尚で清らかで賢くも優しい姫殿下(笑)の幻が学園でも未来でも一人歩きしてますなぁ……。

『ミーア皇女伝』から消えた帝国の学園都市の記述やベルの知る未来では開発されなかった新型小麦の謎も含め、4月発売予定の4巻が待ち遠しいわ!