日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 連続殺人鬼カエル男ふたたび / 中山七里 』 宝島社文庫

【あらすじ】
凄惨な殺害方法と稚拙な犯行声明文で世間を震撼させた「カエル男連続猟奇殺人事件」。
十ヵ月後、事件を担当した精神科医御前崎教授の自宅が爆破され、その跡からは粉砕・炭化した死体が出てきた。
そしてあの犯行声明文が見つかる。
カエル男の報復に、渡瀬&古手川の刑事コンビもふたたび動き出す。
さらにカエル男の保護司だった有働さゆりもアクションを起こし…。


連続殺人鬼カエル男ふたたび (宝島社文庫)

連続殺人鬼カエル男ふたたび (宝島社文庫)

  • 作者:中山七里
  • 出版社/メーカー: 宝島社
  • 発売日: 2020/01/10
  • メディア: Kindle


【感想】
シリーズ2作目。
前作を読んだのが読メによると2012年7月7日。
(七夕に何を読んでいたのか……/笑)
約7年半の間に事件の細かい部分をだいぶ忘れてしまっていたので、記憶を掘り起こしながら読了。

犯人により、(名字が)あいうえお順に惨殺されていった前回の被害者たち。
そういえば、死体損壊の度合が酷くて眉をしかめながら読んでたなぁ……。
今回も五十音順に、爆裂四散したり溶解したりミンチ状になったりと、なかなか酷い状態の遺体ばかりだった。
同じ死ぬにしても、意識がある状態で溶けたり挽き肉にされていくのは勘弁だわ。

犯人に関しては、途中まではあの人を可能性の1つに入れていたんだけど、『破砕』の時に体力面で犯人候補から外しちゃってたよ。
人を積んだリヤカーを引いて長距離は大変そう。。。

巻末に他社刊行のものも含めた中山作品の相関図があるので、これを参考に未読のものを読んでみようかな。
前作では嫌いなキャラだった御子柴弁護士が今回気になる人物に格上げ(笑)されたので、彼が主役のものを読んでみたい。