日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 九孔の罠 死相学探偵 7 / 三津田信三 』 角川ホラー文庫

【あらすじ】
超能力者を極秘で養成するダークマター研究所。
そこでは、経費削減のため、成長が見込めない「年長組」の一部リストラが囁かれていた。
そんな中、「年長組」の1人・沙紅螺が帰宅中、背後に現れた不気味な黒い影に追われる事件が発生。
依頼を受けた俊一郎は、黒術師に唆された研究所関係者の仕業と考え、黒捜課の曲矢刑事らと警戒態勢を敷く。
だが、なぜか新恒警部の姿が見えず、俊一郎は不安になる。
待望のシリーズ第7弾!


九孔の罠 死相学探偵7 (角川ホラー文庫)

九孔の罠 死相学探偵7 (角川ホラー文庫)


【感想】
シリーズ7作目。
特殊能力を持つ子どもたちが集められた研究所で、経費削減のため18歳以上の『年長組』のリストラ計画が持ち上がる。
そんな中不気味な事件が起こり、年長組の1人が俊一郎へ調査を依頼するが……。

前巻までと比べると、作中の雰囲気や怪異はあっさりめ。
俊一郎が何度も違和感を感じていたが、読んでいるこちらも何とも言えないもどかしさにモヤモヤしてた。
そうかー、違和感の正体はそれかー。

今回、黒衣の女の正体が暴かれたのは嬉しいけど、肝心の黒術師についてはどこまで読めたんだろうか。
次は黒衣の少年が……とかだとエンドレスになっちゃうから、出来ればこの勢いで本丸に斬り込んで行きたいねぇ。

私のイチオシキャラの僕にゃんはお留守番だったので、出番が少なく寂しい限り。
でも、2番目に好きな曲矢刑事が表紙になってたよ!
彼、こんな顔してたのね。
表紙のように僕にゃんを腕に抱く日は来るのか……?(笑)