日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 身代わり皇妃の淫らな憂鬱 / 悠月彩香 』 ティアラ文庫

【あらすじ】
皇帝リオデイルの寝所に身代わりとして侍ることになったアルメリア
怖い方だという噂と違い、逞しく優美な彼の愛撫は甘く、巧みな指づかいで絶頂へ導かれ…。
「おまえは極上の娘だな」
夜ごと乱され、アルメリアの正体を知ってなお優しい彼に、触れあうたび惹かれてしまう。
絶対に叶わない恋に苦悩する彼女を強く抱きしめ、彼が囁く愛の言葉と衝撃の真実とは。
劇的ディープラブ!


身代わり皇妃の淫らな憂鬱 (ティアラ文庫)

身代わり皇妃の淫らな憂鬱 (ティアラ文庫)


【感想】
母を人質に取られ、皇妃の身代わりとして皇帝の寝所へ侍らされた庶民ヒロイン×戦の天才で苛烈を極めると噂される若き新皇帝。

周囲の思惑に翻弄されつつも、状況を見極めようとするヒロインが好印象。
(まぁ、選択を誤ったりもするが)
ヒーローも、権力や腕力を使ってご無体したりはしないので安心して読めた。

ヒロインを巻き込んだ皇妃が可愛いげのないツンツンの我が儘女だったのに、最後まで読むとある意味彼女も被害者だったのか……と、どうにも憎みきれず。
このやり場のないモヤモヤはどこにぶつければ……。

例の高尚なご趣味(笑)の彼のアレが、あんな形で役に立つとは思いもしなかったわ。
3冊めの書物に何が書かれていたのか、ものすごーく気になる。