『 ヴァンパイア探偵 ―禁断の運命の血― / 喜多喜久 』 小学館文庫キャラブン!
【あらすじ】
殺人事件が多いことで知られる紅森市。
刑事の桃田遊馬が頼りにするのは、古い屋敷で血液の研究をする幼馴染の天羽静也だ。
彼は、事件の血液分析を担当し、捜査に協力している。
華奢な長身に実験用の黒衣をまとった静也を人は“ヴァンパイア”と呼ぶが、本人はその渾名を嫌っている。
絞殺された大学教授と衣服の血痕の謎。
逃亡中の殺人犯と巡査刺殺事件の謎。
バラバラ殺人らしき事件と“運命の血”の謎。
殺された女性の首の傷痕とヴァンパイアのような人物の謎。
そして明かされる静也自身の秘密とは!?
刑事と血液研究者が“血”を手がかりに難事件に挑む!
ヴァンパイア探偵 --禁断の運命の血-- (小学館文庫キャラブン!)
- 作者: 喜多喜久
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2019/08/06
- メディア: 文庫
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【感想】
秋になると紅く染まる環状の森に囲まれた、吸血鬼伝説が残る紅森市が舞台。
刑事の桃田と、その幼馴染で血液研究をしている資産家の静也が、現場に残された血痕等を手がかりに事件を解決していく話。
……とはいっても、犯人探しのミステリというよりライトなキャラ小説といった印象だった。
死香探偵もそうだしキュリーでもほんのり漂わせていたが、この話もやはりそこはかとないBL臭が…。
自分が腐ってるせいかと思ったけど、他の人の感想を見るとそう感じたのは私だけじゃなかった!(笑)
吸血鬼の話や『運命の血』云々と、日本一殺人事件が多い理由に関連があるのかと思いながら読んでたけど、その辺は特に関係ないの?
続編があれば、その辺りも分かるのだろうか。
レッドエンジェルも、なんか怪しいよね。
血に染まった吸血鬼を崇めてそうで……。
あと、虎姫って必要なキャラなんだろうか。
いなくてもストーリー展開になんの支障もないような気がする(笑)。
↑サイン本でした。