日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 不埒な蜜月契約 ~おじさま侯爵は新妻を手放さない~ / すずね凛 』 ヴァニラ文庫

【あらすじ】
兄が作った借金のせいで意に染まぬ結婚に悩んでいたイングリッドを救ってくれたのは侯爵トリスタン。
跡継ぎを望むトリスタンとの契約蜜月はくるおしいほどの愉悦と寵愛に満ちていた。
「君の全身に印を押してあげる」
過ぎる快感に啼かされ甘やかな日常を与えられるも、それは子どもが生まれるまで。
しかし、トリスタンからの情愛は濃密さを増し…。


不埒な蜜月契約?おじさま侯爵は新妻を手放さない? (ヴァニラ文庫)

不埒な蜜月契約?おじさま侯爵は新妻を手放さない? (ヴァニラ文庫)


【感想】
兄が作った借金のカタとして、身体目当ての子爵に嫁がされることになった凋落した男爵家の長女×街で絡まれていたヒロインを助け、乞われて一夜の契りを結んだ実業家でもある侯爵。

18歳×40歳の年の差モノ。
とは言っても、TLあるあるでおじさまっぽくないヒーローである。
ちょび髭おじさまじゃなくてよかった(笑)。

ギャンブル狂の兄が、愛人持ちのエロ子爵に妹(ヒロイン)を売ったりヒーローに援助して貰った端から賭け事に金を注ぎ込んでいてロクデナシすぎる。
最後にいい話っぽくまとめてたけど、結局仕事もヒーローの世話になってるんだよなぁ。
金銭援助するのではなく、兄以外の弟妹を侯爵家に引き取って、ヤツだけ放り出しても良かったのでは……。
ヒーローの義理の妹と併せ、ザマァが欲しいワタクシでした。
それ以外のストーリー部分は結構好きなお話かな。
(レーベル故かエロ多めだけどね)

それにしても、『美しい』や『麗しい』を冠した自分の名前がついた船が増えていくのって、どんな気分なんだろう。
ちょっと恥ずかしい……と思ってしまうのは私が日本人だからか?(笑)