日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 恋とうさぎ / 間之あまの 』 ルチル文庫

【あらすじ】
うららかな春の午後。
ガーデンデザイナーの杜羽が幸せな眠りから目を覚ますと、そこは知らない部屋――
そして、裸の杜羽を後ろから抱きしめていたのは、ちょっとだけ苦手な取引先会社の秘書・相模原だった。
付き合って半年の彼女に裏切られ、ショックを受けている杜羽に、相模原は「私と恋愛してみませんか」と提案してくる。
人を本気で愛するということに興味があるから、という理由で、『お試し』の恋人になろうという相模原に、ためらいつつも「期間限定でなら」と承諾してしまった杜羽だったが――!?


恋とうさぎ (幻冬舎ルチル文庫)

恋とうさぎ (幻冬舎ルチル文庫)


【感想】
人を愛したことがない有能腹黒S系秘書×小心者ですぐフリーズするが、クールな美形だと勘違いされているガーデンデザイナー

初めて付き合った彼女に浮気された受。
やけ酒をあおり翌朝目覚めると、何故かホテルのベッドで取引先の社長秘書に全裸で抱きしめられていて……。

『キスと小鳥』のスピンオフ。
感情を動かされることなくセフレのような関係しか知らない攻が、“お試し”を経て美人で天然な受に執着していき、ついには嫉妬してヤンデレ一歩手前に。
人をからかって遊んだり、言葉で誘導して思うように動かすのが常だった攻が、自身の感情や行動をコントロール出来なくなるのが良かった。
(↑自分が受の立場だったら面倒くさくて嫌だけどね、見てるぶんには面白いわ)

例の障害があんなに早く治ったのは、『ご褒美』欲しさに見えない努力や自己分析を重ねた結果なのかしら。
「好き」にこだわる今の攻を見て、歴代の彼女彼氏たちがどんな反応をするか想像すると楽しい(笑)。