日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 純情タヌキ、恋に溺れる / 安曇ひかる 』 ルチル文庫

【あらすじ】
離島の神社の跡取り息子・鼓太郎(こたろう)は実は人間の姿をした狸。
中三の夏休み、海で溺れたところを助けてくれた青年・季史(としふみ)に一目惚れするも、季史は東京から遊びに来ていた医学生でそれきり会えずじまいに。
数年後、高校を卒業した鼓太郎は季史に会うため上京。
一か月以上島を離れると身体に異変が起こる狸の宿命を抱え、季史との再会に胸躍らせるが?


純情タヌキ、恋に溺れる (幻冬舎ルチル文庫)

純情タヌキ、恋に溺れる (幻冬舎ルチル文庫)


【感想】
医師×離島の神社の跡取り息子。

海で溺れていたところを攻に助けられた受。
その日から攻へ恋心を抱き続け、ついに5年と4ヶ月を経て彼に会いに東京を訪れるが……。

島の神社を守るのは、神様から人の姿を与えられた狸の家系。
島から離れると人の姿を保てず、ひと月以上離れると二度と人には戻れなくなる。
それでも攻にお礼が言いたいと上京してきた受が、島と東京間に時差がある説を信じてるのが可愛い(笑)。

せっかくの狸設定なのにモフ成分が少ないので、それを期待すると少々物足りないかも。
ただ、スマホ抱えて泣いてる狸のイラストはとてもとても可愛かった。
受親友に「バカップル」と評される2人も、彼らの周りの人たちもいい人ばかりで、安心して読める1冊でした。