日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 花嫁契約は終わったはずですが!? 別れた冷徹社長の執愛プロポーズ / あさぎ千夜春 』 ガブリエラブックス

【あらすじ】
大手デベロッパー社長の和臣と愛のない契約婚をした奏は、契約は果たしたとして一年後に離婚届を提出した。
しかしその翌日、奏の前に和臣が現れる。
動揺して揉みあった際、和臣に怪我をさせてしまった奏は「怪我が治るまで公私ともに支えろ」と要求され、住み込みの秘書をする羽目に。
しかも和臣は「もう我慢しない」と奏を溺愛し始め!?


花嫁契約は終わったはずですが!? 別れた冷徹社長の執愛プロポーズ (ガブリエラブックス)

花嫁契約は終わったはずですが!? 別れた冷徹社長の執愛プロポーズ (ガブリエラブックス)


【感想】
契約結婚を終え離婚し、新たな生活を始めようとするヒロイン×無表情でヒロインに冷たい態度をとっていた、超一流企業社長な元夫。

契約結婚を終えた後の2人の話。
TLで契約結婚ってよく見るけど、契約終了して別れた後の話ってあまり見ないので新鮮だった。

ヒーローは、思ったこと(本音)を口にしてはならないと育てられてきた人なので、本当はヒロインにベタ惚れだったのに離婚され拒絶されてしまう。
生い立ちゆえなので可哀想ではあるが、ヒロインの中の好意の芽や花が萎れて枯れる気持ちは分かる。
お互い一目惚れ同士だったのに、遠回りしたもんだ。
ていうか、じーさんどうなのよ……。
人に厳しいこと言って自分には愛人やら妾腹の子やらがいるし、ヒーローの父親に濡れ衣着せて追い出すし、ヒーローをガチガチに縛って型にはめて教育するし。
あー、なんかイラッとするわ(笑)。

ヒーローが必死にヒロインに求愛して、いい感じになったり失敗して焦ったり後悔したりを繰り返すのを見て、なぜか私が絆されてしまったよ。
とは言っても、1番好きなのは断髪と離婚を知ってヒーローがショックを受けてるシーンなんだけどね(笑)。
普段はヒロイン目線で読むことが多いけど、この話はヒーローの観察日記を読む気分で読了しました(。-∀-)