日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 完璧主義男に迫られています / 桜川ヒロ 』 富士見L文庫

【あらすじ】
イベント会社で働く卯月陽菜は、社内で“営業部の鉄仮面”と有名な堅物の完璧主義男・長谷川薫に告白された。
ところが彼は、陽菜を好きだと言うくせに不服そう。
どうも彼の“完璧な将来計画”で付き合う予定の女性像と、陽菜はかけ離れているらしい。
「大丈夫です。俺と付き合えば、徐々に素敵な女性にしてあげます」
「いや、無理だわ」
キッパリ断る陽菜だったが、諦めない長谷川の誠実かつ隙のないアプローチで迫られてしまい―。
完璧主義男に翻弄される、頑張りOLの(恋の)運命は!?


完璧主義男に迫られています (富士見L文庫)

完璧主義男に迫られています (富士見L文庫)


【感想】
職場では仕事のできる女だが、帰宅すると典型的干物女なヒロイン×『営業部の鉄仮面』と呼ばれる完璧主義男。

読友さんのレビュー買い。
「大変認め難く不可解極まるが、どうやら好きになってしまったようなので付き合ってくれ」という告白(?)をされたヒロイン。
しかし、自分が好きになる予定だった理想の女性像から8割外れてるから改善しろと言われ、即お断り。
私の好きな逃げるヒロインと追うヒーローなパターンで、楽しく拝読。
そして、このレーベルでここまでラブシーンがあるのは初めて読んだ(笑)。

最初はこいつふざけんなよ、と思ったヒーローは自分から歩み寄ろうとするいい奴で、ノートを燃やせば付き合ってくれるのか!とかちょっと方向性はアレだったけど(笑)、私は好きだったな。
『常に側にいて~』の解釈には笑ったが。
どんなストーカーだよ。

肉食系陰険眼鏡が頼れる甘やかしスパダリと化していくのを眺め、とろとろ牛肉シチューにお腹を鳴らしながら読了しました。