日々感想。

映画・海外ドラマ・本などの感想(たまにネタばれ有)を綴っています。    ミステリ・ラノベ・BL・TL等ごちゃ混ぜなので、苦手な方はご注意ください。

『 引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番 / 山田桐子 』 一迅社文庫アイリス

【あらすじ】
「倒れた母のためには金がいる。だから王宮に出仕してくれ!」
ある日、そう父に言われた伯爵令嬢のミュリエルは、断固拒否した。
なにせ彼女は、人づきあいが苦手で本ばかりを読んでいる引きこもり。
王宮で働くなんてムリ!と思っていたけれど、父が提案したのは図書館司書。
そこでなら働けるかもしれないと、早速ミュリエルは面接に向かうが―。
どうして、色気ダダ漏れなサイラス団長が面接官なの?
それに、いつの間に聖獣のお世話をする「聖獣番」に採用されたんですか!?
引きこもり令嬢と聖獣騎士団長の聖獣ラブコメディ!



【感想】
恐怖を感じるレベルで人付き合いが苦手な引きこもり令嬢×無自覚に色気駄々漏れな聖獣騎士団の美形団長。

家庭の事情で、王宮に図書館司書の採用面接を受けにきたヒロイン。
しかし、なぜか司書ではなく騎士団の聖獣番として採用されてしまい……。

皆さんと同じく、私も「話のわかるってそっち!?」ってなった(笑)。
初心でビビりなヒロインと自分の気持ちに鈍感なヒーローなので、後半までラブは薄め。
ヒーローのラストの追い込みはなかなかのものだったが、ヒロインが大人の階段を上りきるにはまだまだ時間がかかりそう(笑)。

まだパートナーが決まっていない聖獣もいるし、ヒロインも100段上りきっていないので、出来れば続きが出て欲しいな。
本隊の聖獣とも交流して欲しいし…。

ヒロインが例の血を引いているとしたら、彼女の弟にも聞こえたりするのかしら。
そのうちスジオかクロキリのパートナーになってたりしてね(笑)。


特典のSSペーパーは、『鍵つきの引き出しの奥にある、例のアレ』のお話。